三洋電機、電子薬歴一体型保険調剤薬局システムを発売

「電子薬歴一体型保険調剤薬局システム」のきょう体
三洋電機は、保険調剤薬局用コンピューターと電子薬歴管理システムを同一サーバー上で一体化して情報共有を可能にする「電子薬歴一体型保険調剤薬局システム」(写真)を開発し、2009年5月14日に発売した。
同システムは、保険調剤薬局用コンピューター「Pharnes(ファーネス)」と対話型電子薬歴管理システム「DrugstarCereb(ドラッグスターセレブ)」を同一サーバー上で一体化して、ユーザが複数のサービスを違和感なく統合して利用できる環境を実現し、保険調剤薬局用コンピューターの利便性・堅牢性と、対話型電子薬歴管理システムの独自性・安全性を融合し、薬局経営を総合的にサポートするシステムという。
同システムの特徴は、「レセプトコンピューターと電子薬歴との情報連携により、処方せん受付・調剤・服薬指導・会計処理までの一連の事務処理効率が向上する」、「医薬品情報データベースや、相互作用データベースを標準搭載することで、チェック機能と服薬カウンセリング機能を強化し、患者サービスの向上に寄与する」、「PharnesとDrugstarCerebを一体化することで省スペース化を実現し、あわせてネットワーク機能の拡充してデータベースやソフトウエアのネット配信を迅速かつ簡易に配信できる」の3点を同社は挙げる。
薬局のネットワーク環境、受付窓口と調剤室におけるシステム運用などに配慮して、適切なシステム提案を行うことで、医療IT時代の薬局経営を支援するシステムとして拡販していく考え。発売後の初年度販売目標は、800システムとしている。(井関 清経)
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