放射線治療情報システムDr.View/RTiSが4月発売

 システム開発ベンダーのAJSは4月8日、放射線医療情報システムDr.Viewシリーズの新製品「Dr.View/RTiS」(Radio Therapy Information System)を発売した。放射線治療の全フェーズを支援する情報システムで、単独でも動作するほか、Dr.Viewシリーズの他のモジュールと連携して使うこともできる。この4月に岩手県立中部病院への導入が決まっているという。導入価格は2500万円から。今後3年間に50病院への導入を目指し、15億円の売り上げを見込む。

 Dr.View/RTiSは、放射線治療の方針策定から、治療準備、診察、治療、フォローアップまでをカバーする。(1)柔軟なスケジューリング機能、(2)医師、技師、看護師など職種間のチーム連携を支援するコミュニケーション機能、(3)各職種に適した検索機能や画面展開を用意した、などが主な特徴。

 スケジューリング機能では、受付、診察記録、照射記録などの作業画面のほかに、日次・週次のスケジュールを一望できる画面が用意されている。ドラッグアンドドロップ操作で時間指定を変更できるなど、操作性に配慮した。

 チーム医療支援機能では、医師、看護師、技師が、患者単位で情報を共有する仕組みを備えている。各職種のコメントをまとめてみることができるほか、治療フェーズごとに、担当者別の進捗状況を確認できる「ワークフローチェック」表示も用意した。また、緊急時の作業伝達経路をあらかじめ登録しておくと、ボタンを一つ押すだけで、緊急事態の発生を通知できるので、作業指示と作業フロー支援が容易になる。

 診察画面(医師、看護師)、照射画面(技師)、受付画面など、各職種に適した操作環境が用意されていて、ストレスの少ない作業ができる。

 システム上に登録された症例は容易に検索でき、治療方針の策定に役立てることが可能だ。地域癌登録や日本放射線腫瘍学会(JASTRO)などの症例データも活用できる。施設の標準的な治療方針は、名称を付けて保存しておくことができ、簡単に呼び出せる。

 Dr.Viewシリーズには、本製品のほか、放射線科の業務に関連した読影レポートシステム、放射線情報システム、モダリティゲートウェイ、医療画像通信ソフトウエア、研究機関向けの医療画像解析ソフトウエアがある。

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