インテル、2008年はモバイルと医療分野に注力

2007年の総括と2008年の展望を語る吉田和正共同社長

2007年の総括と2008年の展望を語る吉田和正共同社長

 インテルは2007年12月10日、報道関係者向けに最新技術動向や新製品情報を紹介する「インテル・アップデート・ミーティング」を開催した。2007年の活動についての総括に加え、2008年はモバイル分野と医療分野に注力していくと説明した。

 冒頭に吉田和正共同社長が登壇し(右:写真)、2007年の活動を振り返った。2007年最大のニュースは、11月に45nmプロセス技術で製造したCPUを発表したことだと述べた。同CPUでは処理性能の向上とともに消費電力の削減を実現。さらに環境に悪影響を与える鉛を全く使わずに製造していることから「エコ・プロセッサー」と位置付けた。2008年には鉛と同じく環境への影響が懸念されるハロゲンの完全非採用も予定している。

 続いて、2008年の展望について説明。モバイルと医療を注力分野とした。モバイル分野では、携帯ノートや一般的な携帯ノートよりも小さいウルトラモバイルPC(UMCP)でも、45nmプロセス技術で製造したCPUを採用する。さらにモバイル向けブランド「Centrino Duo」の第5世代版を投入。次世代の公衆無線LAN技術「モバイルWiMAX」に対応した製品も登場する。

 医療分野では、個人が体重計や血圧計といった医療機器での測定結果をインターネットを介して医師や医療スタッフと共有することで、データに基づく適切な助言を受けられる「個人向け遠隔医療(パーソナル・テレヘルス)」の必要性を主張した。すでに米国では2万5000人の退役軍人を対象に導入が進んでおり、今後は全世界で導入が進むという。

 吉田氏によると「パーソナル・テレヘルスを実現するには、医療機器同士の相互接続性や共通のインタフェースの策定が必要になる。これを実現するために標準化の作業を進めていく」とのこと。また、各種医療機器で得た測定結果をインターネットを介して医療提供者に送る端末として、タッチパネルやテレビ電話機能を搭載した健康管理用パソコンの開発および提供に取り組んでいくと述べた。(井原 敏宏=日経パソコン)



ページの先頭へ戻る

関連記事

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. エリートサラリーマンが子どもに私立医学部を勧める… 松原好之の「子どもを医学部に入れよう!」 FBシェア数:28
  2. 主訴「僕、麻疹かもしれない」 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:88
  3. 某球団の熱烈ファンを狙った医師採用戦略 裴 英洙の「今のままでいいんですか?」 FBシェア数:121
  4. 「オギノ式」を生んだ荻野久作夫妻の絆 病と歴史への招待 FBシェア数:3
  5. OSA患者のCPAP使用は性生活の質を改善する JAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌から FBシェア数:10
  6. 探してます。自然な理由を 病院珍百景 FBシェア数:15
  7. 高齢者の結核に要注意、フレイルは治療のリスク 学会トピック◎第60回日本老年医学会学術集会 FBシェア数:39
  8. 麻疹で困っている、知りたい、気になることは? ソーシャルネットワークでAMRに挑む FBシェア数:13
  9. ムコイド型耐性肺炎球菌に新たな耐性菌が 学会トピック◎第92回日本感染症学会・第66回日本化学療法学会 FBシェア数:20
  10. どうして今さら訪問看護!? ぐるぐる訪問看護 FBシェア数:42
医師と医学研究者におすすめの英文校正