富士通、手のひら静脈認証装置による患者認証システムを構築

恵佑会札幌病院で10月1日から稼働、国内の医療機関では初採用

 富士通は10月1日、恵佑会札幌病院(札幌市白石区)に、手のひら静脈認証装置「PalmSecure」の認証技術を電子カルテシステムに活用した患者認証システムを納入し、入院患者の手術実施時の認証を同日から開始したと発表した。富士通によると、医療機関で手のひら静脈認証技術を患者認証に採用したのは国内では初めてという。手のひら静脈認証技術の採用で「患者の取り違えや投薬ミスなどの医療事故を未然に防ぎ、より安全な医療環境を実現できる」としている。

 富士通は2004年に、恵佑会札幌病院に富士通の電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN−EX」を納入・稼動させており、その電子カルテシステムと、手のひら静脈認証装置「PalmSecure」が連携した患者認証システムを構築した。

 今回、同院に納入・稼働させた患者認証システムは、医師が電子カルテに入力した患者に関する手術指示のオーダーと、実際に手術を受ける患者本人との適合を照合する。手術予定のある患者の手のひら静脈の情報をあらかじめ電子カルテに登録し、手術当日、手術室に入室する患者の手のひら静脈の情報と登録されている静脈情報を照合する。静脈認証により本人であることが確認されてはじめて手術をすることにより、同姓同名をはじめとした患者の取り違えを防止することなどに役立てる。

 同院では当面、手術患者を認証の対象として運用していくが、今後は放射線、内視鏡、生理機能等の各検査や、輸血、注射投与など患者リスクの高い医療行為を受ける患者への拡大を計画しているという。






ページの先頭へ戻る

関連記事

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 医師・医学生の不祥事報道を目にする度に… 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:53
  2. 70歳女性。咽頭痛 日経メディクイズ●救急 FBシェア数:1
  3. 意外と多いナースの更衣室の悩み 小林光恵の「ほのぼのティータイム」 FBシェア数:22
  4. 「102歳Asystole」に思うこと 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:287
  5. 医師免許を失う以外はたいしたリスクじゃない 鈴木裕介の「キャリア迷子」に捧げる処方箋 FBシェア数:0
  6. 子どもにとってトイレやうんちは諸刃の剣 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:90
  7. 麻疹集団感染、医療機関の受診者からも陽性者 パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:244
  8. 地域医療連携推進法人の運用ガイドライン決まる 制度の内容がほぼ確定、4月2日にも第1号認可か FBシェア数:8
  9. 昨年11月時点の7対1病床、半年間で6105床減 シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 FBシェア数:8
  10. インフルエンザ脳症が58例に、6人死亡 インフルエンザ診療Next:トピックス FBシェア数:385