富士通が「病院経営戦略フォーラム」を開催

「かがわ遠隔医療ネットワーク K-MIX」のデモに関心集まる

ジャーナリストの蟹瀬誠一氏が総合司会を務めた

ジャーナリストの蟹瀬誠一氏が総合司会を務めた

 富士通は5月17日から18日の二日間、東京国際フォーラム(東京・有楽町)でプライベートショー「富士通フォーラム2007」を開催した。同イベントは毎年開催しており、今年で15回目となる。今回は「フィールド・イノベーション ― 富士通からの新しい提案―」メインテーマとし、同社の企業向けソリューションをプレゼンテーションする展示会と、基調講演のほか様々なセミナーを展開した。

 医療ITにかかわる特別セミナー「第9回 富士通病院経営戦略フォーラム」は、「医療制度改革の最中で ― あすの病院経営を乗り切るために、医療改革の潮流を読む」をテーマに掲げ、渡辺俊介・日本経済新聞社論説委員が「医療制度改革と病院に求められる経営理念」と題した基調講演のほか、医療経営を取り巻く課題解決の糸口を探るテーマの講演が行われた。

壇上で講演する原 量宏・香川大学医学部附属病院 医療事業部教授

壇上で講演する原 量宏・香川大学医学部附属病院 医療事業部教授

 原 量宏・香川大学医学部附属病院 医療事業部教授の講演では、香川県内で構築されている「かがわ遠隔医療ネットワーク K-MIX」の概要を例に挙げ、同ネットワークを利用することによって県内の医療機関が相互に、「画像診断の依頼・支援」「患者紹介状の依頼・受付」「画像撮影(検査)の依頼・受付」などを有機的に連携できることを説明した。

 デモでは、壇上から実際に稼働している同ネットワークに繋いで、インターフェース画面をデモ・スクリーンに投影し、同ネットワークを通して患者(仮想)の経過報告に診断画像を添付して紹介状を送る一連の機能を紹介した。「パソコンの電子カルテ上で展開できるので、ドクターのパソコンにあるさまざまな患者情報がK-MIX導入によって共有できる」とした。

 現在、「かがわ遠隔医療ネットワーク K-MIX」は県内60の医療機関がネットワークでつながっており、「2007年から県外の医療機関の地域連携でも活用して欲しい。そのためには、ノウハウの提供などは惜しまない」とまとめた。(井関 清経=編集部)

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