2011/12シーズンから小児へのインフルエンザワクチン接種量が増量となった。そこで、昨シーズンに引き続き、2012/13シーズンにおいて接種後の副反応の出現例が増えたという印象はあったかどうか尋ねたところ、小児科医102人のうち85.3%は「変わらなかったと思う」と回答した。インフルエンザ診療Next編集がこのほど実施した「2012/13シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」で明らかになった。

 調査は、2012/13シーズンを振り返り、診療方針、感染対策などの実際はどうだったのかを把握するために実施した。対象は日経メディカル オンラインの医師会員で、4月9日から4月28日までの間に、879人から回答を得た(回答者のプロフィールは文末参照)。

 調査では、小児へのインフルエンザワクチン接種量が増量となったことを受けて、接種後の副反応の出現例が増えたという印象はあったかどうか尋ねた。

 その結果、最も多かったのは、「変わらなかったと思う」で85.3%(図1)。前回調査(2012年9月実施)では86.4%であり、1.1ポイントの減少となった。

 「増えたと思う」は2.0であり、前回(6.2%)より4.2ポイント減少した。「減ったと思う」は6.9%(前回1.2%)、「分からない」は5.9%(前回6.2%)だった。

 どのような副反応が目立ったのか具体的に記入してもらったところ、「38度以上の発熱」「接種部位の水泡を伴う腫脹」「発赤」「痛み」などの記述があった。これらは少数例であるが、今後も注意深く見ていく必要がありそうだ。

図1 小児インフルエンザワクチン、接種後の副反応の出現例は?(n=102)

■回答者のプロフィール

・年齢;29歳以下5.2%、30〜34歳9.4%、35〜39歳13.8%、40〜44歳14.1%、45〜49歳20.5%、50〜54歳18.1%、55〜59歳11.7%、60歳以上6.9%、無回答0.2%。
・勤務形態;診療所開業14.3%、診療所勤務11.3%、病院開業0.7%、一般病院勤務60.1%、大学病院勤務11.6%、その他1.6%、無回答0.5%。
・病床数;無床24.0%、1〜19床2.2%、20〜99床6.8%、100〜199床15.5%、200〜299床9.3%、300床以上41.2%、無回答1.0%。
・専門科目;小児科11.6%、耳鼻咽喉科1.7%、眼科0.9%、一般内科38.9%、一般外科7.6%、整形外科2.7%、産婦人科2.0%、循環器内科7.7%、糖尿病・内分泌代謝内科4.1%、消化器内科3.4%、その他の科目18.9%、無回答0.3%。
・勤務先所在地;北海道・東北11.8%、関東26.2%、中部16.9%、近畿23.0%、中国・四国10.3%、九州・沖縄11.2%。