インフルエンザ診療Next編集が実施した「2011/12シーズン・インフルエンザ治療・レビュー調査」によると、医師が同シーズンに接種したインフルエンザワクチンは、化血研製が41.3%、北里第一三共製が31.8%だった。また、ワクチン接種率は91.2%と高値であることも明らかになった。

 調査は、2011/12シーズンを振り返り、診療方針、感染対策などの実際はどうだったのかを把握するために実施した。対象は日経メディカル オンラインの医師会員で、9月6日から9月21日までの間に、794人から回答を得た(回答者のプロフィールは文末参照)。

 今回は、医師自身のインフルエンザワクチン接種状況について報告する。

 2011/12シーズンにおいてインフルエンザワクチン接種を受けたと回答したのは、91.2%と高率だった(図1)。接種を受けた機関についても尋ねたが、「自分が働いている医療施設」が96.0%とほとんどの人が自分が勤務する施設だった(図2)。

図1 医師自身のインフルエンザワクチン接種状況(2011/12シーズン)

図2 ワクチン接種を受けた機関(n=724)

 接種したワクチンについてどのメーカーのものだったのか尋ねたところ、化学及血清療法研究所(化血研)が41.3%で1位だった(n=724)。北里第一三共ワクチン株式会社が318%、デンカ生研株式会社が12.7%、阪大微生物病研究会が12.3%だった(図3)。

図3 どこのメーカーのワクチンだったか(n=724)

 ワクチン接種を行った724人を対象に効果を尋ねたところ、「インフルエンザに罹患しなかった」と回答した人が626人(86.5%)、「インフルエンザに罹患したが、比較的軽症ですんだ」が46人(6.4%)で、9割以上の人が効果を実感していた(図4)。一方、「インフルエンザに罹患し、症状も重かった」は10人(1.4%)、「よく分からない」は38人(5.2%)だった。

図4 ワクチン接種の効果(n=724)[クリックで拡大]

■回答者のプロフィール

・年齢;29歳以下5.7%、30〜34歳10.8%、35〜39歳14.1%、40〜44歳14.5%、45〜49歳19.0%、50〜54歳18.5%、55〜59歳9.6%、60歳以上7.3%、無回答0.5%。
・勤務形態;診療所開業15.0%、診療所勤務11.3%、病院開業0.1%、一般病院勤務58.2%、大学病院勤務12.8%、その他2.0%、無回答0.5%。
・病床数;無床25.3%、1〜19床2.0%、20〜99床6.5%、100〜199床12.8%、200〜299床9.8%、300床以上42.2%、無回答1.3%。
・専門科目;小児科10.2%、耳鼻咽喉科2.0%、眼科1.6%、一般内科37.8%、一般外科6.8%、整形外科3.4%、産婦人科2.3%、循環器内科7.9%、糖尿病・内分泌代謝内科2.6%、消化器内科2.9%、その他の科目22.0%、無回答0.4%。
・勤務先所在地;北海道・東北5.9%、関東27.6%、中部15.7%、近畿23.3%、中国・四国10.2%、九州・沖縄10.6%。