インフルエンザの流行が加速している。都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報)によると、1月21日までの1週間に全国の定点医療機関を受診した患者数は、定点当たり51.93人と前週の26.44人から倍増、警報レベルの目安とされる30人を大幅に上回った。多くの自治体が警報を発令し、流行がしばらく続くとして、手洗いや咳エチケットなど感染予防対策の徹底を呼び掛けている。

 インフルエンザ診療Next取材班が1月25日17時半現在で集計したところ、1月21日までの1週間(第3週)に新たに警報レベルを超えたのは25都府県となった。既に前週までに16県が超えており、この時点で少なくとも41都府県が警報レベルに突入した。

図1 インフルエンザ流行の推移

 大分県は3週に82.40人となり、感染症法に基づく1999年9月からの調査開始以来、最大値を記録した。

 佐賀県が69.64人、静岡県が67.92人、熊本県が66.26人、沖縄県が64.70人、高知県が64.08人、三重県が62.40人、愛知県が62.12人、埼玉県が61.63人、千葉県が61.05人と続き、例年にない大流行となっている自治体が目立つ。

 地域的にも拡大しており、全域で警報レベルを超える自治体は、これまで九州が中心だったが、ここにきて中四国、近畿、中部へと拡大。関東や東北でも患者数が急増している。