沖縄県のインフルエンザ流行が拡大した。インフルエンザ定点当たり報告数によると、1月18日までの1週間に定点医療機関で診断された患者数は、定点当たり84.78人となった。この10シーズンでは2008/09シーズンのピークだった89.60人に次ぐ多さとなっている。

 保健所の管轄区域別では、那覇市が110.17人を記録、南部も107.57人と100人を超えた。八重山が76.67人、中部が70.06人と続き、北部も64.40人だった。宮古も34.00人と、すべての管内で警報レベルの30人を超えている。

 年齢別では1〜14歳の増加が著しく、5〜9歳が913人、1〜4歳が761人、10〜14歳が715人、60歳以上が513人となっている。同県によると、今シーズンの累計では、14歳未満が44%を占めている。

 流行拡大に伴いインフルエンザによる入院患者も急増。18日までの1週間で74人が入院した。前週は42人であり倍近くの増加だった。年齢別では80歳以上が約5割を占めている。

 インフルエンザウイルスの検出情報によると、今シーズンに確認された5株すべてがAH3亜型だった。

 沖縄県は、インフルエンザ患者の急増に伴い、救急医療体制を維持するため、インフルエンザ様症状がある場合は、まず平日の日中にかかりつけ医を受診するよう、県民に呼びかけている。

図1 沖縄県のインフルエンザ定点当たり報告数の推移(2009/10シーズンは週数が1週多いため、年末の報告数は52週と53週分の平均値とした)