インフルエンザ患者の報告数に増加の兆しが見えている。全国の有志が参加しているMLインフルエンザ流行前線情報データベース(ML-flu-DB)によると、11月16日までの1週間に29件の報告があり、前週より倍増、今シーズンで最も多くなった。

 これまでのピークは45週の13件だった。44週に増加に転じてからは3週連続の増加となった(図1)。

図1 インフルエンザの流行状況MLインフルエンザ流行前線情報データベース;ML-flu-DB)

 地域別では、関東・信越地方が11件(茨城県:3件、千葉県:2件、神奈川県:6件)、北陸・東海地方が7件(富山県:1件、石川県:1件、長野県:5件)、近畿地方が7件(大阪府:3件、奈良県:1件、和歌山県:3件)、中国・四国地方が4件(岡山県:4件)となっている。

 ML-flu-DBは、アラーム機能が最大の特徴で、全国規模でインフルエンザの異常な検出を把握し、その情報をいち早く関係者で共有できる。2000年冬季にスタートしたこのプロジェクトには、毎年、全国から300人前後の医師が参加し実績を積んでいる。新型インフルエンザが発生した2009年は、流行の動向を把握する上で貴重な情報源となった。