各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報値)によると、2月23日までの1週間(第8週)に定点医療機関を受診した患者数は、少なくとも17都県で増加していることが明らかになった。全国的には27.36人と前週より減少しピークを過ぎたとみられるが、収束へ向けたスピードは遅くなっている(図1)。地域によっては増加が続き、あるいは再燃しているところが出ており、引き続き注意が必要な状況だ。

図1 全国のインフルエンザ定点当たり報告数の推移

 2月28日9時現在で第8週の速報値を発表している38都県を調べたところ、17都県で前週より患者数が増加していた。

 前週からの増加率でみると、高知県が13.44人から17.90人、島根県が16.39人から20.97人、石川県が19.21人から24.21人、愛媛県が22.93人から27.80人、長崎県が31.99人から38.29人などと増加していた(表1)。 

 増加した中では、福井県(43.16人)、長崎県(38.29人)、青森県(36.40人)、三重県(35.50人)、新潟県(34.25人)、熊本県(31.30人)、佐賀県(30.64人)、岩手県(30.17人)などで「30人」を超えている。

 新潟県や岩手県は第8週に、今シーズン初めて全域で警報レベルとされる「30人」を超えた。

表1 前週より患者数が増加した自治体(各都道府県の速報値から)