各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数によると、2月23日までの1週間(第8週)に定点医療機関を受診した患者数が9都県で増加していることが分かった。全国的にはピークを過ぎたとみられていたが、地域によっては増加が続き、あるいは再燃しているところが出ており、引き続き注意が必要な状況になっている。

 2月27日9時現在で第8週の速報値を発表している18都県を調べたところ、福井県が前週の36.50人から43.16人に、三重県が33.99人から35.50人に、佐賀県が30.62人から30.64人に、それぞれ増加していた。

 岩手県は第8週に30.17人となり、今シーズン初めて全域で警報レベルとされる「30人」を超えた。

 このほか東京都(28.46人から28.50人)、愛媛県(22.93人から27.80人)、山形県(25.73人から25.88人)、島根県(16.39人から20.97人)、高知県(13.44人から17.90人)で増加していた(図1)。

 全国の有志医師で運営している「MLインフルエンザ流行前線情報データベース」によると、月曜日の報告数が第8週よりも第9週の方が増えている。このため、インフルエンザの流行が長引く恐れがあるとし「警戒はまだ必要」との見解を示している。

図1 インフルエンザ定点当たり報告数が増加している自治体(各都道府県の速報値から)