各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報値)をみると、1月26日までの1週間(第4週)に定点医療機関を受診した患者は、全国平均で24.81人と前週から倍増した(図1)。九州や関東では、警報レベルとされる30人を超える県が広がった。

 手元の集計では、第4週に最も多かったのは沖縄県で54.12人だった。大分県が39.62人、佐賀県が34.79人、長崎県が32.47人などと九州での感染拡大が目立っている。また、埼玉県が33.69人、神奈川県が31.52人、千葉県が30.08人と関東でも急増している。このほか滋賀県も31.32人と全県で警報レベルを超えた。

 前週まで一桁台だった東北も、青森県(21.50人)、宮城県(11.40人)、秋田県(11.20人)、山形県(11.79人)、福島県(16.46人)と軒並み注意報レベルを超えた。東日本大震災の被災地を多く抱える東北地方では今後、患者が急増する可能性があり、インフルエンザの予防と治療の面でも、様々な支援が必要となっている。

 このほか、新潟県(14.99人)、富山県(18.50人)、石川県(15.81人)、福井県(21.19人)の北陸各県も注意報レベルを超えた。

 すでに注意報レベルに達した自治体でも引き続き患者が増えており、手洗いや咳エチケット、ワクチン接種などの予防策の徹底が求められている。

図1 全国のインフルエンザ定点当たり報告数(速報値)の推移


☆ テーマサイト「インフルエンザ診療Next」と「パンデミックに挑む」では、最新情報をお届けする「パンデミック・アラートメール」を配信しています。登録はこちらからどうぞ