いったん37.5℃未満に解熱後、24時間以降に再び37.5℃以上に発熱する「二峰性発熱例」の経験の有無を尋ねたところ、37.8%の医師が「ある」と回答した。また、17.5%の医師が「二峰性発熱例の出現は、抗インフルエンザ薬の種類によって違うと思う」と回答。イナビルやタミフルで多く、リレンザやラピアクタで少ないという結果となった。インフルエンザ診療Next編集が実施した「2013/14シーズン・インフルエンザ治療に関する調査」で明らかになった。

 日経メディカル Onlineのテーマサイト「インフルエンザ診療Next」では、2013/14シーズンの本格的な流行に向けて、今シーズンの診療方針、感染対策の実施状況などについて、医師会員の意見を聞き、その結果を読者間で共有し、今後の診療に役立てる目的で、アンケート調査を実施した(調査概要、回答者のプロフィールは文末参照)。

 調査では、「二峰性発熱例」の経験を尋ねたうえで、抗インフルエンザ薬の種類によって発現率に違いがあるのか、具体的にどの薬の時に目立つのか、などについて明らかにした。

 その結果、「二峰性発熱例」の経験が「ある」と回答した医師は37.8%だった。これまでの検討では、二峰性発熱例の発生率が5%から28%との報告があるが、医師の経験ベースではこれらを上回っていた。「ない」は38.4%、「分からない」は22.6%だった(図1)。

図1 「二峰性発熱例」の経験の有無(n=833、単一回答)

 続いて「二峰性発熱例」の経験が「ある」と回答した315人を対象に、「二峰性発熱例」の出現が抗インフルエンザ薬の種類によって違うと思うかどうかを尋ねたところ、「違うと思う」の回答は17.5%だった。「思わない」は33.7%、「分からない」は48.6%だった(図2)。

図2 「二峰性発熱例」の出現は抗インフルエンザ薬の種類によって違うと思うか(n=315、単一回答)