今シーズンのインフルエンザワクチン接種を「受けた」と回答した医師は8.5%、「受けるつもり」と回答した医師は86.2%で、あわせて94.7%と高率であることが分かった。日経メディカル オンラインが実施した「2013/14シーズン・インフルエンザ治療に関する調査」で明らかになった。

 日経メディカル オンラインのテーマサイト「インフルエンザ診療Next」では、2013/14シーズンの本格的な流行に向けて、今シーズンの診療方針、感染対策の実施状況などについて、医師会員の意見を聞き、その結果を読者間で共有し、今後の診療に役立てる目的で、アンケート調査を実施した(調査概要、回答者のプロフィールは文末参照)。

 調査ではまず、回答者自身がインフルエンザワクチン接種を受けるかどうかを尋ねた。その結果、「すでに受けた」との回答は8.5%、「受けるつもり」が86.2%で、合計で94.7%と高率だった(n=833、図1)。

図1 インフルエンザワクチン接種を受けたか(n=833、単一回答)

 「すでに受けた」あるいは「受けるつもり」と回答した789人について、接種場所を尋ねた。その結果、「自分が働いている医療施設」が97.6%でほとんどの医師が勤務先で受けたか受ける予定だった(図2)。

図2 インフルエンザワクチンを接種した場所(n=789、単一回答)

 どのメーカーのワクチンを接種するのか尋ねたところ、「化学及血清療法研究所(化血研)」が35.6%で最多だった(n=789、図3)。「北里第一三共ワクチン株式会社」も32.7%とこの2社は30%を超えていた。「阪大微生物病研究会」が17.1%、「デンカ生研株式会社」が11.2%で続いた。

図3 インフルエンザワクチンのメーカー(n=789、単一回答)

 全員に対して、自らの勤務先の施設が採用しているインフルエンザワクチンのメーカーを尋ねたところ、「化学及血清療法研究所(化血研)」が42.9%で最多だった。「北里第一三共ワクチン株式会社」が38.3%、「阪大微生物病研究会」が22.9%、「デンカ生研株式会社」が18.7%だった(n=833、図4)。

図4 勤務先の施設が採用しているインフルエンザワクチンのメーカー(n=833、複数回答)

 さらに、勤務先で採用しているインフルエンザワクチンについて、シリンジ型なのかバイアル型がなのかを尋ねた。その結果、「バイアル型」が62.8%と過半数を超えていた。「シリンジ型」は11.3%だった。この両方との回答も10.9%だった(図5)。

図5 勤務先が採用しているワクチンはバイアル型かシリンジ型か(n=833、単一回答)

●調査概要と回答者プロフィール
調査名:2013/14シーズン・インフルエンザ治療に関する調査
調査実施期間:2013年10月11日(金) 〜 2013年10月23日(水)
調査対象:日経メディカル オンラインの医師会員
回答者:833人
年齢:29歳以下 4.1%、30〜34歳 10.3%、35〜39歳 11.5%、40〜44歳 14.9%、45〜49歳 18.4%、50〜54歳 19.7%、55〜59歳 13.4%、60歳以上 7.1%
勤務形態:診療所開業 17.2%、診療所勤務 13.9%、一般病院勤務 55.7%、大学病院勤務 11.3%
病床数:無床 27.7%、19床以下 3.4%、20〜99床 8.8%、100〜199床 14.5%、200〜299床 9.6%、300床以上 35.1%
診療科目:小児科 10.0%、一般内科 47.4%、循環器内科 14.3%、糖尿病・内分泌代謝内科 7.1%、消化器内科 7.4%