2014年の調査結果は以下をご覧ください。
2014年版調査、インフルエンザワクチンの接種料金は?

 インフルエンザワクチンの自己負担額はいったいどれぐらいなのでしょうか? 2011年4月に行われた全国調査によりますと、2010/11シーズンのインフルエンザワクチンの自己負担額は、平均で高齢者が1800円、13歳未満が6000円、成人が3300円という結果が得られています。厚生労働科学研究「インフルエンザワクチン需要予測に関する研究」(代表者;埼玉県立大学学長の三浦宣彦氏)の成果です。2009/10シーズンに比べて「やや高い」「成人において無料が約6%あった」などの特徴も明らかになっています。では今シーズンはどうなのでしょう。

 インターネット上に公開されている医療機関のホームページから、2013/14シーズンのインフルエンザワクチンの料金をピックアップしてみました。以下、東京都のデータを紹介します。

 特徴の1つは、年齢ごとに自己負担額が異なっているという点です。これは低年齢の人は接種回数が2回であることに起因しています。同じ医療機関で2回の接種を受ける場合に、2回目を1回目より安くしている施設が多いようです。

 図1は、6カ月から2歳までの1回目の自己負担額を施設ごとに並べたものです(図1)。ネット上で30件をピックアップした結果です。調べた範囲で最も高かったのは3600円でした。最も低かったのは1250円でした。平均すると2753円となりました。

 この年齢層では2回のワクチン接種となりますので、2回目の費用も調べました。図2がその結果です。こちらは、同じ施設で1回目と2回目を受けることを前提としています。最も高かったのは3600円でした。最も低かったのは500円でした。平均すると2326円となりました。

図1 6カ月〜2歳までの1回目の自己負担額(縦軸;円、横軸;施設番号)

図2 6カ月〜2歳までの2回目の自己負担額(同じ施設で受けた場合)(縦軸;円、横軸;施設番号)

 3歳から小学6年生までの層も2回接種が基本です。同様に調べたところ、1回目の自己負担額で最も高かったのは4500円でした。最も低いのは1500円でした。平均すると2799円となります。

 2回目はどうでしょうか。同じ施設で受けた場合という前提になりますが、最も高かったのは3600円でした。最も低かったのは1000円です。平均すると2413円となりました。

図3 3歳〜小学6年生までの1回目の自己負担額(縦軸;円、横軸;施設番号)

図4 3歳〜小学6年生までの2回目の自己負担額(同じ施設で受けた場合)(縦軸;円、横軸;施設番号)

 中学生(13〜15歳)ではどうでしょうか。この年齢層では原則1回の接種となります。調べた範囲では31施設の自己負担額がピックアップできました。その結果、最も高かったのは4500円でした。最も低かったのは2000円でした。平均すると2959円となりました(図5)。

図5 13〜15歳までの1回の自己負担額(縦軸;円、横軸;施設番号)

 中学卒業後から64歳までではどうでしょうか。この年齢層は1回となります。36施設のデータをピックアップしたところ、最も高かったのは4500円でした。最も低かったのは2000円です(図6)。平均すると2722円でした。

図6 中学卒業後〜64歳までの1回の自己負担額(縦軸;円、横軸;施設番号)

 65歳以上につきましては、自治体による公費負担がありますので、自己負担額が2200円となっています。住民票のある人、または東日本大震災で被災し避難してきた人で、(1)満65歳以上、または(2)満60歳から64歳で、心臓・腎臓・呼吸器・ 免疫機能障害があって身体障害者手帳1級相当の人、の場合に公費負担の対象となっています。

 高齢者でなくとも、例えば渋谷区などでは、区民自己負担金減免制度(渋谷区在住の1歳〜中学3年生は窓口支払なし)がありますので、ワクチン接種を受ける前に、地元の自治体のホームページなどで事前に調べておくのがいいと思います。

 また、ほとんどの医療機関で予約を必要としていますので、実際にワクチン接種を受ける場合は、事前に確認することも必要です。