沖縄県インフルエンザ流行が終息していない。2013年28週(7月8〜14日)の定点当たり届出数は3.53人で、依然として流行の目安である「1人」を上回っている。2011年40週から93週連続で、流行中となった(図1)。

 同県では2011年40週に定点当たり届出数が1.97人となり、全県的に流行が始まった。その後、2012年6週に35.72人とピークに達して以降、18週に11.67人と2つ目のピークを作ったが、夏にかけて減少していった。しかし、2012年24週あたりから再び増加に転じ、29週には夏の流行のピーク(21.1人)を迎えた。その後、39週に10人を下回り減少のスピードを増していったが、1人を切ることがないまま、次のシーズンに入っていった。2012/13シーズンになぞらえるなら、この夏も大流行の危険性は否定できず、警戒が必要だ。

 沖縄県ではこの数年、夏のインフルエンザ流行がほぼ毎年続いている。沖縄県立中部病院感染症内科の高山義浩氏らの報告によると、沖縄県における夏(6〜9月)の流行の実態や特徴を調べた結果、患者数は冬(12〜3月)に比べると少ないものの、最近規模拡大の傾向にあることが明らかになっている。また、成人、特に高齢者の割合が冬より高く、しかも夏の流行ウイルスに対してはワクチンがないこともあり、院内感染対策上でも大きな問題になっていることが分かっている。
 

図1 沖縄県のインフルエンザ流行状況(定点当たり届出数の推移)