収束に向かっていた季節性インフルエンザだったが、一転、4月21日までの1週間に定点医療機関を受診した患者が増加した。インフルエンザ定点当たり届出数(第16週)によると、42都道府県で患者が増加、全国平均は2.89人と前週の1.44倍に増加した(図1)。

図1 インフルエンザ定点当たり届出数の推移(届出数の多い自治体中心)

 最も多いのは宮崎県で7.64人だった。このほか、石川県が7.58人、山口県が7.13人、佐賀県が7.0人と続いている(表1)。

 前週からの増加率でみると、佐賀県が2.23人から7.0人へ3.14倍となった。山形県が2.10人から4.96人へ、山梨県が2.73人から5.90人へ、香川県が0.82人から1.73人へそれぞれ増加した。

 宮崎県によると、例年同時期の定点当たり平均値は6.9人であり、約1.1倍と上回っている。年齢別では5歳以下が全体の30%、6〜9歳が36%、10〜14歳が21%、15〜19歳が4%、20〜50歳代が8%、60歳以上が1%だった。

 全国の有志医師が参加しているMLインフルエザ流行前線情報データベース によると、迅速診断陽性例のタイプは、ほとんどがB型となっている。

表1 都道府県別にみたインフルエンザ定点当たり届出数(15週と16週の比較)

15週16週16週/15週
全国2.012.891.44
北海道1.752.981.70
青森県1.671.971.18
岩手県2.703.251.20
宮城県1.202.031.69
秋田県5.054.290.85
山形県2.104.962.36
福島県1.331.971.48
茨城県0.530.601.13
栃木県0.340.581.71
群馬県0.911.201.32
埼玉県0.670.981.46
千葉県0.731.061.45
東京都0.560.951.70
神奈川県0.771.131.47
新潟県2.232.531.13
富山県3.295.501.67
石川県7.487.581.01
福井県3.223.971.23
山梨県2.735.902.16
長野県2.143.281.53
岐阜県5.665.901.04
静岡県2.233.761.69
愛知県2.953.751.27
三重県3.764.971.32
滋賀県2.752.720.99
京都府2.092.691.29
大阪府1.793.011.68
兵庫県1.932.671.38
奈良県1.452.111.46
和歌山県1.602.041.28
鳥取県3.143.861.23
島根県4.794.550.95
岡山県2.182.171.00
広島県2.702.901.07
山口県4.637.131.54
徳島県2.051.950.95
香川県0.821.732.11
愛媛県1.951.981.02
高知県1.291.811.40
福岡県2.764.341.57
佐賀県2.237.003.14
長崎県3.696.831.85
熊本県3.535.941.68
大分県2.484.411.78
宮崎県4.087.641.87
鹿児島県2.914.491.54
沖縄県2.864.761.66