現在、流行しているインフルエンザウイルスのタイプは、依然としてA香港型が優勢。だが、ここにきてB型の報告も目立ってきた。最近の5週間のデータによると、B型の割合は12.2%に達した。国立感染症研究所が2月21日現在でまとめたインフルエンザウイルス分離・検出状況によると、2013年第3週(1月14-20日)から第7週(2月11-17日)の間に全国から1387件の分離・検出報告があり、そのうちA香港型は1201件で全体の86.6%だった。2月14日時点の報告では87.5%だった(図1)。昨シーズンはA香港型の流行の後にB型の流行が重なったが、今シーズンも同様のパターンを繰り返す危険性が高まってきた。

 2013年第3週(1月14-20日)から第7週(2月11-17日)の間に、A香港型は42都道府県から1201件の報告があった。神奈川県が197件と最多で、茨城県から76件、和歌山県から74件、山形県から71件、兵庫県から60件、北海道から56件、長野県から50件、福岡県から49件、大阪府から41件、広島県から36件などと続く。

 B型の報告は、169件で12.2%だった。前回が10.9%、前々回が7.9%で、徐々にその割合が増えてきている。H1N1pdm09は、17件で1.2%にとどまっている。

図1 国立感染症研究所がまとめているインフルエンザウイルス分離・検出状況(各時点の直近5週間の集計)

 都道府県別に見ると、B型のビクトリア系統株は11府県から48件(広島県11件、長野県と大阪府が各7件、高知県6件、愛知県4件、兵庫県と和歌山県と熊本県が各3件、岐阜県2件、島根県と福岡県が各1件)だった。ワクチン株になっている山形系統株は24都道府県から93件(広島県26件、三重県14件、神奈川県と新潟県、愛知県が各5件、福井県と岐阜県、福岡県が各4件、富山県と山梨県、兵庫県が各3件、埼玉県、大阪府、和歌山県、山口県が各2件など)、系統不明株は13都県から28件(兵庫県4件、東京都、神奈川県、鳥取県、広島県、沖縄県各3件、茨城県、和歌山県が各2件など)だった。B型は、広島県からの報告が目立っている。

 H1N1pdm09は11府県から17件(愛知県と大阪府が各3件、兵庫県と鳥取県が各2件、宮城県、山形県、茨城県、長野県、岐阜県、和歌山県、高知県が各1件)だった。


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