現在、流行しているインフルエンザウイルスのタイプは、依然としてA香港型が優勢だが、最近の5週間のデータによると、徐々に増えていたB型の割合が10.9%と10%台に達した。国立感染症研究所が2月14日現在でまとめたインフルエンザウイルス分離・検出状況によると、2013年第2週(1月7-13日)から第6週(2月4-10日)の間に全国から1353件の分離・検出報告があり、そのうちA香港型は1184件で全体の87.5%だった。2月7日時点の報告では89.9%を占めていた(図1)。昨シーズンはA香港型の流行の後にB型の流行が重なったが、今シーズンも同様のパターンを繰り返す危険性が出てきた。

 2013年第2週(1月7-13日)から第6週(2月4-10日)の間に、A香港型は39都道府県から報告があった。神奈川県が229件と最も多く、茨城県から89件、兵庫県から61件、山形県から53件、和歌山県から52件、北海道から51件、山梨県から47件、広島県から44件、長野県から43件、富山県から42件、東京都から41件、福岡県から37件などと続く。

 B型の報告は、147件で10.9%だった。前回が7.9%、前々回が6.2%で、徐々に増加し、今回は10%を超えた。一方、H1N1pdm09は22件で1.6%と少ないままだ。

図1 国立感染症研究所がまとめているインフルエンザウイルス分離・検出状況(1月17日、1月31日、2月7日、2月14日の各時点の直近5週間の集計)

 都道府県別では、B型のビクトリア系統株は、13府県から44件(広島県から11件、長野県と愛知県から各5件、滋賀県と大阪府から各4件、兵庫県、和歌山県、高知県から各3件、岐阜県から2件、茨城県、静岡県、島根県、福岡県から各1件)だった。B型の山形系統株は、22都道府県から85件(広島県24件、三重県10件、新潟県、愛知県、兵庫県から各5件、神奈川県、岐阜県、福岡県から各4件、福井県、山梨県、大阪府から各3件、埼玉県、富山県、和歌山県、山口県から各2件など)、系統不明株は9都県から18件(沖縄県5件、神奈川県と広島県から各3件、東京都2件、茨城県、福井県、奈良県、高知県、佐賀県各1件)だった。

 H1N1pdm09は、12府県から22件(大阪府4件、愛知県、兵庫県各3件、 山形県、神奈川県、高知県各2件、宮城県、茨城県、長野県、岐阜県、三重県、島根県各1件)だった。