現在、流行しているインフルエンザウイルスのタイプは、ほとんどがA香港型であることが分かった。国立感染症研究所が1月17日現在でまとめたインフルエンザウイルス分離・検出状況によると、2012年第50週(12月10〜16日)から2013年第2週(1月7〜13日) の間に全国から294件の分離・検出報告があり、そのうちA香港型は266件と全体の90.5%に達していた。A香港型ウイルスの場合、小児ではインフルエンザ脳症の発生頻度が他の亜型や型に比べて高いことが報告されており、注意が必要だ。

 A香港型は31都道府県から報告があった。都道府県別では、神奈川県からの45件が最多で、栃木県から26件、群馬県と和歌山県からそれぞれ18件、北海道から16件、茨城県から15件、長野県と福岡県からそれぞれ14件、東京都から13件、三重県から12件などとなっている。

 B型の報告は18件で6.1%、H1N1pdm2009亜型は10件で3.4%だった。都道府県別では、B型のビクトリア系統株は3県から8件(愛知県から6件、高知県と沖縄県から各1件)、B型の山形系統株は4県から6件(広島県から3件、三重県と兵庫県と島根県から各1件)、B型の系統不明株は3県から4件(岡山県から2件、広島県と高知県から各1件)だった。

 H1N1pdm2009は、4道県から10件(山形県から5件、北海道と三重県から各2件、神奈川県から1件)だった。


■参考情報
インフルエンザウイルス分離・検出状況 2012年第36週(9/3-9)〜2013年第2週(1/7-13)