全国的にインフルエンザ患者の増加が加速している。各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数の第1週(2012年12月31日から2013年1月6日)をみると、全国平均で3.91人となり、前週の1.17倍となった。年末年始で医療機関が休診している期間にもかかわらず患者数が増えており、多くの地域で新学期が始まった第2週以降、急増する可能性も出てきた。帰宅時の手洗いやうがい、咳エチケットなどの予防策の徹底を図る必要がある。

 第1週で最も患者数が多かったのは、群馬県で15.01人だった。以下、茨城県が9.85人、福島県が9.75人、栃木県が9.55人、沖縄県が9.36人で続いている(図1)。

 前週からの増加率で見ると、鹿児島県が0.31人から1.29人へ4.16倍に急増した。香川県も0.39人から1.24人へ(3.18倍)、長崎県も1.13人から3.41人へ(3.02倍)と増加した。このほか、石川県(2.89倍)、島根県(2.66倍)、滋賀県(2.48倍)、青森県(2.46倍)、秋田県(2.41倍)、京都府(2.41倍)、福島県(2.03倍)、鳥取県(2.03倍)、岐阜県(2.01倍)などで増加率が高くなっている。

図1 インフルエンザ患者数の動向(定点当たり届出数の推移)

表1 都道府県別に見たインフルエンザ定点当たり届出数(2012年52週、2013年1週の比較)

52週1週1週/52週
全国3.35 3.91 1.17
北海道2.86 4.87 1.70
青森県0.61 1.50 2.46
岩手県6.42 7.61 1.19
宮城県1.42 1.85 1.30
秋田県1.76 4.25 2.41
山形県1.33 1.16 0.87
福島県4.80 9.75 2.03
茨城県6.10 9.85 1.61
栃木県10.72 9.55 0.89
群馬県15.05 15.01 1.00
埼玉県8.08 7.20 0.89
千葉県5.25 6.27 1.19
東京都3.87 3.07 0.79
神奈川県2.63 2.77 1.05
新潟県3.04 2.29 0.75
富山県1.17 1.17 1.00
石川県0.65 1.88 2.89
福井県2.38 2.66 1.12
山梨県4.43 4.68 1.06
長野県4.83 5.59 1.16
岐阜県2.94 5.90 2.01
静岡県2.09 3.32 1.59
愛知県2.88 4.13 1.43
三重県1.06 1.24 1.17
滋賀県1.26 3.13 2.48
京都府0.71 1.71 2.41
大阪府0.78 1.34 1.72
兵庫県0.83 1.20 1.45
奈良県0.69 1.27 1.84
和歌山県1.14 1.08 0.95
鳥取県1.34 2.72 2.03
島根県0.82 2.18 2.66
岡山県1.43 1.85 1.29
広島県3.10 1.85 0.60
山口県1.49 2.48 1.66
徳島県1.79 1.95 1.09
香川県0.39 1.24 3.18
愛媛県1.77 1.51 0.85
高知県3.25 3.27 1.01
福岡県4.99 5.16 1.03
佐賀県10.26 6.34 0.62
長崎県1.13 3.41 3.02
熊本県1.16 1.53 1.32
大分県2.84 3.09 1.09
宮崎県2.41 2.58 1.07
鹿児島県0.31 1.29 4.16
沖縄県7.79 9.36 1.20