図1 佐賀県の流行状況(定点当たり届出数の推移)

 佐賀県は10月31日、インフルエンザの流行期に入ったと発表した。43週(10月22日から28日)の定点当たり患者数が1.18人となり、流行の目安とされる「1人」を上回った(図1)。例年より1カ月ほど早くなっており、県は「今後、さらなる患者数の増加が予想される」とし感染予防に努めるよう呼びかけている(表1)。

 県によると、43週に、今シーズン初めてとなる学級閉鎖があった。その患者2人の鼻咽頭拭い液からA香港型(A/H3N2)のウイルスが検出されているという。

 佐賀県の流行期入りは、新型インフルエンザが発生した2009/10シーズンは9月下旬だったが、これを除くと、2007/08シーズンが12月下旬、2008/09シーズンが12月中旬、2010/11シーズンが12月上旬、2011/12シーズンが2012年1月中旬だった。

表1 佐賀県が呼びかけている感染予防

1 予防方法
○ 石鹸で手を洗い、こまめにうがいをしましょう。
○ 十分な栄養と休養をとり、規則正しい生活を心がけましょう。
○ 周囲にインフルエンザの患者さんがいる方は、特に注意し、毎日の体温測定などで健康観察を行い、早期発見に努めましょう。
○ インフルエンザの予防接種は、発症予防もしくは重症化防止に有効とされて
います。希望される場合は、早めに接種しましょう。
2 かかったかな?と思ったら
○ 早めに医療機関を受診しましょう。
(症状が出てから概ね48時間以上経過すると、ウイルスが増えすぎて薬が効かなくなる場合がありますので注意しましょう)
○ 咳があるときは、マスクを着用しましょう。特に、医療機関を受診する際は、他の患者への感染防止のため、必ずマスクを着用してください。
○ 職場や学校、施設等に連絡をし、指示を仰ぎましょう。また、外出を控え、医師の指示に従い療養しましょう。
3 学校・幼稚園、社会福祉施設関係者の皆様へ
○ 日ごろから、幼児、児童生徒、入所者の発熱等の健康観察を行い、有症状者に対しては、早期受診を勧奨して下さい。
○ 施設内にウイルスを持ち込まないよう対策を講じてください。
・教職員、施設職員は、日ごろから自身の健康管理に努め、自身が感染源にならないようにしてください。
・施設においては、面会者についてインフルエンザ様症状の有無をチェックするなど注意喚起をしてください。
○ 定期的に窓を開けるなどこまめに換気をしてください。(目安として、1時間に1回、5分程度。学校であれば休み時間のたびに実施)
○ インフルエンザの集団発生が疑われる場合は、学校医等に報告するとともに、最寄りの保健福祉事務所へ御相談ください。