岩手、宮城、福島の3県で独特な流行パターン

 東日本大震災の被災地抱える岩手、宮城、福島の3県では独特な流行パターンが見られた(図5)。

 まず岩手県は、52週に小さな最初のピークを作り、その後一気に大きなピークに達した(5週、58.98人)。その後10週に3つ目のピークを、さらに16週に4つ目のピークを作り終盤に向かった。

 宮城県は51週に第1のピークを形成、年明けの4週に2つ目のピークを作った後、10週に最も高いピークである38.70人を記録した。その後は、16週に4つ目の小さなピークを形成し収束に向かった。

 福島県は52週に1つ目の小さなピークを形成、5週に最大のピーク(46.96人)に達した。その後、11週に3つ目のピークを形成し、16週当たりで減少が緩んだものの患者数は減少し続けた。

 それぞれ大小はあるものの、3つから4つのピークを形成した点が特徴的だった。なぜ、このようなパターンを示したのかについては、今後の検討に委ねたい。

図5 独特な流行パターンを示した岩手、宮城、福島の3県