それぞれの指標を各都道府県別にみていくと、累積定点当たり届出数の第1位は福井県で500.87だった。全国平均(340.38)の1.5倍となっている(図1)。次に多いのは福島県(463.73)で、岩手県(446.69)、宮城県(430.43)、山形県(420.98)と続く。東日本大震災の被災地を抱える福島、岩手、宮城の3県が多かったのが気がかりである。

 一方、累積定点当たり届出数が少なかったのは、島根県(190.53)、広島県(246.36)、群馬県(246.61)、鳥取県(253.57)、山梨県(262.70)などだった。

図1 累積患者数(累積定点当たり届出数)が最も多かったのは福井県

 流行期間については、沖縄県が36週間で突出して長かった(図2)。島根県が26週間、宮城県が25週間、和歌山県と三重県、宮崎県がそれぞれ24週間で続いた。

 逆に短かったのは、東京都と神奈川県が16週、 佐賀県と新潟県が17週、茨城県、栃木県、群馬県、石川県、高知県、長崎県の6県が19週だった。

 流行入りからピークまでの時間が最も短かったのは、東京都と神奈川県で4週だった。逆に最も長かったのは、沖縄県で19週だった。

図2 流行期間が長かったのは沖縄県

 ピークが最も高かったのは福井県で第4週に74.88人を記録した(図3)。高知県が66.69人(第4週)、大分県が60.88人(第6週)、愛知県が60.48人(第4週)などと続いた。

 一方、ピークが最も低かったのは群馬県で27.60人(第8週)だった。鳥取県が29.76人(第5週)、長崎県が29.79人(第7週)で、この3県は全県レベルでは警報水準に達していなかった。

図3 ピークが最も高かったのは福井県

 流行入りからピークまでの時間(週)でピーク値を除した「増加スピード」をみたところ、高知県が13.3で最も速かった(図4)。神奈川県が12.2、東京都が11.3、福井県が10.7で続いた。

 逆に、最も遅かったのは沖縄県で1.9だった。宮城県が2.3、群馬県が2.8、鳥取県が3.0、島根県が3.4などだった。

図4 増加スピードが速かったのは高知県