H3N2型の流行に続きB型の流行がみられた今シーズンも終盤に差し掛かっている。インフルエンザ定点当たり届出数は、19週(5月7〜13日)に0.86人と流行の目安とされる「1人」を割ってから5週連続で減少、24週(6月11〜17日)には0.17人まで下がった。2009年の新型インフルエンザウイルスの登場以降、動揺の見られていた季節性インフルエンザだが、2011/12シーズンはどうだったのか、これまでを振り返った。

 インフルエンザ2011/12シーズンの特徴は、流行のピークが高かったことと流行期間が比較的長かったことだ。流行のピークは5週で、42.62人に達し、2000年からの12シーズンで2番目に高かった(図1)。また、流行期間は、2011年49週に流行入りしてから2012年18週までの22週間と、最近では4番目に長かった。

図1 過去12シーズンのインフルエンザ流行曲線(インフルエンザ定点当たり届出数の推移)

 ピークが高く、流行期間が長かったことから、患者数も例年になく多いシーズンとなった。定点観測累計で24週にすでに340.00近くとなっており、過去12シーズンで2番目に多くなっている(表1)。

表1 過去12シーズンの特徴(流行期間、流行株、患者数、超過死亡など。感染研等のデータより作成)