医師人材バンクへの一括登録のメリット

 最後に転職パターンの4つ目、4)一括登録による転職について解説します。「どの医師人材バンクに、何社くらい登録すればいいのか?」。この質問が、そのまま「医局@人事」設立時の問いかけになっています。

 米メージャーリーグで活躍するイチロー選手や松坂大輔選手などの代理人は一人ですが、私たち医師は代理人を複数立て、常に情報を収集できる状態にしておく必要があるとわれわれは考えています。

 国内の医師人材バンクのうち、インターネットサイトを有するものが、2年前で150社弱、現在は200社弱存在しています。なおかつ、医師の人材派遣業が解禁となる見込みのため、今後も新規参入してくる企業は増え続けると思われます。基本的に、真剣に医師のためを思って働いている企業がほとんどですが、医師人材バンクを顧客として仕事をしてきた当社も、まだ「どこが良いのかわからない」というのが現状です。

 そんな中、私たちの運営する「医局@人事」は、現役の医師自身が医師人材バンクに面談を行っており、そのバンクの素性が明らかであるという点に特徴があります。そして、検索画面では、

・希望勤務形態
・希望勤務地域
・希望診療科目

 を入力することで、上記希望条件に対応できる人材バンクを探索できるようになっており、検索の結果表示された人材バンクの中から、最大5社まで一括で登録することができます。これにより、全国規模で対応している人材バンクも、地域に密着している人材バンクも、ホームページ内で比較検討することができます。

 今後、各医師人材バンクに関する「利用者の意見」などは、メディカル・オブリージュが運営する医師の質問回答コミュニティ「Next Doctors」内で共有し、随時「医局@人事」内で掲載していく予定です。「医局@人事」が、将来的には、医師人材バンクの「羅針盤」となるべく、今後も継続して取り扱い会社数・評価基準の選定を進めていきたいと思っております。最後に今まで挙げた、各方法での転職について、一覧表にまとめてみました。

図2 各方法による転職条件の違い

 転職というのは、医師の人生において非常に大きな転機だと思います。知人のツテなどがない場合は、ネット上に掲載された人材バンクの条件だけでなく、今後のご家族の将来のこと、ご自身のスキルのことなど、総合的に判断して相談に乗ってくれる代理人を探してください。

 最後に、次のページで、われわれの下に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。今後のご参考にしてください。