2009年7月7日、高血圧症・高コレステロール血症治療薬のアムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物配合薬(商品名:カデュエット配合錠1番、同配合錠2番、同配合錠3番、同配合錠4番)が製造承認を取得した。用法・用量は、1日1回1錠である。

 一般に、高血圧症と高コレステロール血症を合併すると、脳卒中や冠動脈疾患(心筋梗塞など)など、脳・心血管系疾患の発症リスクが高まることが知られている。実際、日本でも、高血圧症と脂質異常症を合併し、血圧と血中コレステロールを併行してコントロールする必要がある患者は少なくない。しかし、高血圧や脂質異常症は、どちらも治療が長期間にわたることから、服薬アドヒアランスの低下がしばしば問題になっている。

 今回、承認されたカデュエット配合錠は、既に臨床で使用されている高血圧治療薬(持続性カルシウム拮抗薬)のアムロジピンベシル酸塩(商品名:ノルバスク、アムロジンなど)と、高脂血症治療薬(HMG−CoA還元酵素阻害薬、いわゆるスタチン系薬)のアトルバスタチン(商品名:リピトール)とを配合した製剤である。

表 4種類のカデュエット配合錠と成分含有量
  カデュエット
配合錠1番
カデュエット
配合錠2番
カデュエット
配合錠3番
カデュエット
配合錠4番
アムロジピン 2.5mg 2.5mg 5mg 5mg
アトルバスタチン 5mg 10mg 5mg 10mg

 カデュエット配合錠では、2種類の成分の配合量が異なる「配合錠1番」から「配合錠4番」までの4種類が用意されている(表)。アムロジピン(2.5mg錠と5mg錠)とアトルバスタチン(5mg錠と10mg錠)は、ともに通常は1日1回1錠を服用する製剤であることから、この2剤を服用している患者にとっては、カデュエット配合錠に変更することで、一度に服用する錠数が2錠から1錠に減らせることになる。

 カデュエット配合錠は、2004年に米国で承認されて以降、現在、世界60カ国以上で承認されている。国内での臨床試験では、副作用が13.3%に認められ、主なものは動悸、肝機能障害、頭痛、眩暈・ふらつき(それぞれ1.2%)などであった。もっとも、これらの副作用は、単剤投与時と同程度であり、2成分を配合したことによる副作用発現率の増加や重症化は認められていないとされている。