今年の第55回米国血液学会(ASH2013)では、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)の高齢者に対するファーストライン治療として、ベンダムスチンを含むレジメンを検討したフェーズ2試験の結果が発表されました。さらに非ホジキンリンパ腫のドイツの日常臨床の状況、悪性リンパ腫に対する同種移植前処置としてベンダムスチンを含むレジメンを検討した米国の報告もあり、注目されました。

 ベンダムスチンの大きな利点に、CHOP療法と異なり、心毒性を考えなくてよいことがあります。高齢者では、リンパ腫に限らず、さまざまな疾患でアントラサイクリンの併用が問題になります。骨髄腫でも、心機能の低下によりアントラサイクリンが使用できないケースがあります。ベンダムスチンにはCHOP療法の4剤を1剤で置き換えられるパワーがあり、さらに追跡する必要はありますが、安全性も高いと考えられます。女性の患者さんには脱毛がないことも喜ばれています。

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