今年のEuropean Cancer Congress(ECC2013)では、KRAS野生型で転移を有する大腸癌(mCRC)に対するファーストライン治療として、FOLFIRI+セツキシマブとFOLFIRI+ベバシズマブを比較したフェーズ3のFIRE-3試験から、KRAS/NRAS遺伝子変異の有無によるサブグループ解析の結果が報告されました。

 FIRE-3試験の結果は、米国臨床腫瘍学会(ASCO)2013で発表され、主要評価項目の奏効率、副次的評価項目の無増悪生存期間(PFS)では有意差は示されませんでしたが、全生存期間(OS)はFOLFIRI+セツキシマブで有意に延長しました。さらにECC2013では、RAS野生型において、OSの差が7.5カ月まで開いたことが明らかになりました。有効性が同等と考えられ、ガイドラインでも同等に扱われていた分子標的薬同士の直接比較からこのような差が生じたことに驚きました。

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