「膵癌診療ガイドライン」が4年ぶりに大きく改訂されました。化学療法では、局所進行切除不能膵癌および転移性膵癌の一次治療として、ゲムシタビン単剤療法に加え、ゲムシタビン+エルロチニブ併用療法とS-1単剤療法が推奨されています。

 2009年版では、遠隔転移を有する膵癌に対して推奨される一次治療は、ゲムシタビンのみでした。しかし今回の2013年版では、昨今のエビデンスに基づいて、3つの標準療法が全て網羅され、しかもグレードA(強い科学的根拠があり、行うよう強く勧められる)となったのは、実地医療から見て非常に良いことだと思います。

 また日本のガイドラインと世界のガイドラインが少しずれることはよくありますが、この化学療法に関しては、日本から創薬されたS-1も含め、エビデンスに則って記載されていますので、仮に海外に提示しても理解が得られると思います。そういった意味でも、非常に評価できるのではないかと思っています。

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