今年、腎癌研究会が新たな一歩を踏み出した。これまでは年2回、日本泌尿器科学会の会期中と日本癌治療学会の会期直後に行ってきたが、今年から年1回、独立して開催することとなった。また、研究会の会長を務める九州大学泌尿器科学分野教授の内藤誠二氏は、「国際化の推進を掲げており、海外の泌尿器科医との情報交換をさらに充実させる方針だ」と語る。その第一弾として、今年3月に腎癌研究会のメンバーが訪韓するとともに、今回の腎癌研究会に海外のエキスパートを招き、ディスカッションを行うこととした。

 記念すべき第一歩となった第43回腎癌研究会は、7月22日、東京・大手町で開催され、国際シンポジウムが行われた。このシンポジウムでは、米国 US Oncology Research Comprehensive Cancer Center の Nicholas J. Vogelzang氏による基調講演に続いて、日韓の4 名のエキスパートの先生が講演を行った。シンポジウムの座長を務めた、研究会会長である九州大学大学院の内藤誠二氏は、「Vogelzang氏から腎細胞癌に対する新規薬剤の開発状況についての最新の知見を、さらに日韓の4人のエキスパートには転移性腎細胞癌に対する薬物療法の実際と腎癌原発巣に対する腎部分切除術の最新動向について話題提供してもらい、研究会参加者で最新の知見を議論できた有意義なシンポジウムだった」と振り返る。日韓の4名のエキスパートとして登壇したのは、日本からは山形大学腎泌尿器外科学の冨田善彦氏(写真左から2番目)、東北大学外科病態学講座・泌尿器科学分野の齋藤英郎氏(写真右から2番目)、韓国からは韓国National Cancer Center(NCC)のJin Soo Chung 氏(写真左)、韓国Yonsei 大学のKoon-Ho Rha 氏(写真右)。


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