今年のGastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI 2012)では、切除不能大腸癌に対し、ファーストラインの新しい治療法の発表が出なかったのは残念でしたが、全体を通じて、FOLFOX、XELOX、FOLFIRIを中心に、ベバシズマブ、セツキシマブ、パニツブマブといった分子標的治療薬の併用療法が確立し、長期データや臨床データがほぼ出そろい、そこから治療成績が非常に改善していることや、グローバルな成績が均一化していることが確認できました。

 このような中、現状の限られた薬剤で工夫して治療するしかなかったサードライン以降の治療として、新たな経口マルチキナーゼ阻害剤regorafenib単剤の有用性が示されたことは意義が大きいと思います。また、結腸癌術後補助化学療法では、XELOXの長期フォローアップ成績が報告されました。


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