今回の米国肝臓病学会(AASLD)の発表から、日本における肝細胞癌(HCC)患者の生存率が30年間で大幅に改善しており、また分子標的薬でさらなる延長が期待できそうなことが分かりました。その分子標的薬のソラフェニブについては、世界各地域における使用対象・使用方法の現状や最適な使い方の模索が行われていることも明らかになりました。

5年生存率は42.7%まで上昇、早期診断が寄与

 近畿大学消化器内科教授の工藤正俊氏は、日本肝癌研究会による全国原発性肝癌追跡調査(1965年から2 年おきに実施)の結果を5 年ごとに区切って解析した結果を発表しました。最新のデータは第18回調査(2004年から2005年)のものです。第18 回調査では2 万153 件の新規HCC 患者が報告され、フォローアップ例は544施設の3万677件となりました。信頼性が高い1978年から2005年の間のHCC患者17万3378人のデータが、全生存期間の解析に利用されました。


詳細はこちら(PDFウインドウで開きます)