2010年4月より、国内の保険診療でも、セツキシマブ大腸癌の一次治療から使用することが可能になった。7月に発行された「大腸癌治療ガイドライン 医師用 2010年版」でも、KRAS野生型の大腸癌を対象として、一次治療にFOLFOXまたはFOLFIRIとの併用でセツキシマブが推奨されている。

 セツキシマブの一次治療での使用が増加する一方、投与期間を通してさまざまな皮膚症状が発現するため、治療の継続に困難を感じる医療従事者は少なくない。セツキシマブはEGFRを特異的に阻害するため、皮膚のEGFRにも作用し、症状が発現すると考えられる。

 「抗癌剤治療の真の目的である生存期間の延長、治癒の実現を果たすために、副作用で治療継続をあきらめるのではなく、いかに副作用をコントロールし、癌治療を継続させるかが重要である。皮膚症状を皮膚科医の適切な介入により十分コントロールし、治療を完遂させることが皮膚科医に課せられた使命」――そう話す静岡県立静岡がんセンター皮膚科部長の清原祥夫氏(写真中央)に座長を務めていただき、副作用の皮膚症状を管理するエキスパートである、独立行政法人国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科科長 山崎直也氏(写真左)、独立行政法人国立がん研究センター東病院 がん看護専門看護師市川智里氏(写真右)に、皮膚症状の管理について議論していただいた。






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