大腸癌肝転移例では、肝切除は予後の改善が期待できる治療法であるが、切除可能な症例は多くない。近年、分子標的薬を用いた術前化学療法で腫瘍を縮小させ、肝切除できる患者の割合を高められるようになってきた。腫瘍サイズや患者の状況などを総合的に判断する必要があるため、外科医や腫瘍内科医をはじめ、放射線科医、病理医らとの連携が不可欠である。

 こうしたmultidisciplinary approach(多科目連携治療アプローチ)を約20年前から実践しているフランスParis South大学 Paul Brousse病院の教授であるRene Adam氏に話を聞いた。また、同病院を訪問した日本人外科専門医の3人、東京医科歯科大学大学院腫瘍外科教授の杉原健一氏、東京大学大学院肝胆膵外科学・人工臓器移植外科学分野教授の國土典宏氏、帝京大学外科教授の渡邉聡明氏に意見や考えをうかがった。

(まとめ:佐藤寿=日経メディカル別冊)

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