自治医科大学ゲノム機能研究部教授の間野博行氏

 3月20日と21日の両日、THE 8TH ASIA PACIFIC ONCOLOGY SUMMITAPOS、協賛:Pfizer Oncology Asia社)が都内で開催され、様々な癌種の研究開発の現状についての発表が行われた。アジアから200人、日本から200人と国際色豊かな学会となった。

 多くの発表の中でも注目されたのは、プレナリーレクチャーで2題にわたって取り上げられたEML4-ALK融合遺伝子の肺癌における重要性とその阻害剤の開発だった。

 まず、東京大学大学院医学系研究科ゲノム医学講座特任教授で、自治医科大学ゲノム機能研究部教授の間野博行氏(写真)は、「Advances in Pharmacogenomics:EML4-ALK Fusion Genes」と題し、EML4-ALK融合遺伝子の発見により、一部の非小細胞肺癌(NSCLC)の早期診断と新たな分子標的治療の可能性が得られたことを発表した。

ソウル国立大学医学部のYung-Jue Bang氏

 続いてソウル国立大学医学部のYung-Jue Bang氏(写真)が、PF-02341066の第I相試験および推奨用量による拡大試験の結果を紹介した。ALK融合遺伝子を有する非小細胞肺癌患者を対象とした拡大試験では、奏効率65%、病勢制御率は84%と良好な結果が得られている。

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