最近、ペメトレキセドが日本でも非小細胞肺癌(NSCLC)患者に投与できることになりました。今回の世界肺癌学会では、組織型によってペメトレキセドの効果が異なることが改めて注目されました。

ファーストライン、セカンドライン、メインテナンスのすべてで非扁平上皮癌に高い効果

 そもそもペメトレキセドが組織型によってその反応性が違う、つまり非扁平上皮癌で効果が高いということが最初に出てきたのは、イタリアTurin大学・San Luigi病院のGiorgio Scagliotti氏たちが行ったペメトレキセド+シスプラチンとゲムシタビン+シスプラチンのフェーズ3試験の中の検討だったのです。ただし、それはサブセット解析の結果だったため、組織型によって差があるといっても、単にバイアスがかかっているのではないかという見方もありました。

 今回、Scagliotti氏は3つの大規模フェーズ3試験のデータをまとめて発表しました。ファーストライン治療としてペメトレキセド+シスプラチンとゲムシタビン+シスプラチンを比較した試験、セカンドライン治療としてペメトレキセドとドセタキセルを比較した試験、メインテナンス療法としてペメトレキセド+支持療法(BSC)とプラセボ+BSCを比較した試験です。

 これら三つの試験を全部並べてみても、同じようにペメトレキセドは、非扁平上皮癌で効果が高く、扁平上皮癌で効果が低いことが示されました。

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