おくさか きみこ氏 1988年千葉大看護学部看護学科を卒業し、国立がんセンターに就職(ICU病棟、消化器内科病棟、乳腺・胃外科)。96年ホスピスケア研究会で電話相談、がん患者・家族サポートプログラムに従事。東京医科歯科大学大学院医学系研究科保健衛生学専攻博士(前期)課程、国立国際医療センター、白十字訪問看護ステーションを経て、2008年7月から現職。

 がん患者および家族の電話相談で一番多いのは、治療に関する悩み。特に治療の選択肢が近年増えている乳がんでは、病院で提示された治療法のどれを選ぶべきか悩む患者が増えているそうです。電話相談では、お互いが初めて話すことが多く、患者のプロフィールも分かりません。そのため、患者から切り出される相談が、患者が抱えている本当の問題であるとは限らないそうです。質問の奥にある本当の問題を引き出し、患者あるいは家族と一緒に問題点を整理していくために心がけるポイントを、日本対がん協会で電話相談を担当する奥坂喜美子氏にお聞きしました。

動画1 一番多いのは治療に関する悩み

図1 がん相談ホットラインへの相談の内訳 *クリックして拡大表示

動画2 相談者が次の行動に移せるところまでフォロー

動画3 患者を深く理解するため、周囲の人の経験を吸収