ヘッジホッグ経路阻害剤sonidegib(LDE225)が再発または難治性の髄芽腫に有効である可能性が明らかとなった。フェーズ1/2試験で忍容性と一部の患者で抗腫瘍効果が認められたもの。11月21日から24日まで米国サンフランシスコで開催された4th Quadrennial Meeting of the World Federation of Neuro-Oncology in conjunction with the 18th Annual Meeting of the Society for Neuro-Oncology(WFNO-SNO2013)で、米Dana-Farber Children’s Hospital Cancer CenterのMark Kieran氏によって発表された。

 研究グループは、sonidegibの小児の進行固形癌を対象にしたフェーズ1試験の最終結果を発表した。

 フェーズ1用量増多試験は、12カ月以上18歳未満の小児を対象に1日1回372mg/m2投与から開始された。38人の髄芽腫患者を含む59人が参加した(233mg/m2群11人、372mg/m2群16人、425mg/m2群11人、680mg/m2群21人)。年齢中央値は12歳(2-17)だった。唯一の用量制限毒性としてグレード4のクレアチンホスホキナーゼ上昇が372mg/m2で見られただけで、フェーズ2推奨用量は680mg/m2となった。

 多く見られた副作用は、倦怠感(22.0%)、クレアチンキナーゼ上昇(15.3%)、筋肉痛(15.3%)、悪心(13.6%)、嘔吐(13.6%)だった。グレード3/4の副作用はクレアチンキナーゼ上昇(3.4%)、嘔吐(1.7%)、過敏性(1.7%)、横紋筋融解症(1.7%)だった。

 2人で完全奏効(372mg/m2群1人、425mg/m2群1人)が得られ、効果とヘッジホッグ経路の活性化の間に強い相関性が認められた。

 現在ヘッジホッグ経路が活性化した髄芽腫を対象としたフェーズ3試験が進められている。