中外製薬は11月22日、抗VEGFヒト化モノクローナル抗体ベバシズマブの卵巣癌への適応拡大が承認されたと発表した。

 卵巣癌に対するベバシズマブの投与については、2010年10月に開催された「第5回医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」の審議結果に基づき、2010年12月13日付で中外製薬が厚生労働省から開発要請を受け、効能・効果追加の承認申請を2012年10月5日に行っていた。

 今回の承認取得は、初回治療の卵巣癌を対象としたフェーズ3試験(米国、日本などで実施されたGOG-0218試験)の結果に基づいている。標準化学療法であるカルボプラチン・パクリタキセル療法にベバシズマブを併用投与し、標準化学療法終了後にベバシズマブを継続維持投与することの有用性を検討した結果、主要評価項目である無増悪生存期間が、標準化学療法のみの投与を受けた患者に比べ、統計学的に有意に延長することが示されていた。