非浸潤性乳管癌(DCIS)患者に手術の前あるいは手術後すぐにマンモグラフィに加えてMRI検査を行うことは、局所再発または対側乳房での再発リスクとは関係がない可能性が示された。大規模後ろ向き研究の結果示されたもの。9月7日から9日までサンフランシスコで開催されているBreast Cancer Symposium 2013(ASCO BREAST)で、米Memorial Sloan-Kettering Cancer CenterのMelissa Louise Pilewskie氏によって発表された。

 研究グループは、1997年から2010年にMemorial Sloan-Kettering Cancer Centerで乳腺腫瘤摘出術を受けたDCIS患者2321人について、局所再発率について解析した。2321人のうち、596人の患者は手術の前あるいは手術後すぐにMRI検査を受けており、1725人は受けていなかった。

 観察期間中央値は59カ月で、5年間の局所再発率はMRI検査群で8.5%、MRI検査なし群で7.2%と統計学的に有意な差はなかった。8年間再発率もMRI検査群で14.6%、MRI検査なし群で10.2%と統計学的に有意な差はなかった。再発に関連する因子と患者の特徴(年齢、閉経状態、家族歴、臨床所見、術後補助内分泌療法または放射線療法の使用、手術の際のマージン、切除数)で調整しても、MRI検査は局所再発率の低下とは関連していなかった。

 また、研究グループは対側乳房における再発についても評価を行い、5年発生率(MRI検査群3.5%、MRI検査なし群3.5%)、8年発生率(MRI検査群3.5%、MRI検査なし群5.1%)で統計学的に有意な差がないことを見出した。