興和は5月7日、エピルビシンを内包したミセル化ナノ粒子製剤K-912(NC-6300)の固形癌を対象にした治験計画届書を、同日に独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表した。

 K-912は、興和がナノキャリアからグローバルな開発権のライセンスを受け、共同開発を進めている抗癌剤。ミセル化ナノ粒子製剤にすることで、エピルビシンの心毒性の軽減が期待できるという。

 開始されるフェーズ1試験は、進行性、転移性の固形癌患者を対象に、主にK-912の安全性および忍容性を検討し、フェーズ2試験の推奨用量の決定が目的。また、K-912の抗腫瘍効果も検討する予定。臨床試験は、PMDA による調査の後、国内の治験実施医療機関と治験契約を締結したうえで、開始する予定としている。