大鵬薬品工業は4月3日、進行膵癌を対象としたS-1のフェーズ3試験GESTの結果がJournal of Clinical Oncology電子版に掲載されたと発表した。

 GEST試験は、化学療法未治療の手術不能進行膵癌患者をゲムシタビン群(GEM群)、S-1群、ゲムシタビン+S-1群(GS群)の3群に分けて行われたランダム化オープンラベルフェーズ3試験。GEM群は4週間を1サイクルとして1日目と8日目と15日目にゲムシタビン1000mg/m2を投与した。S-1群は6週間を1サイクルとして1日目から28日目まで体表面積に応じて1日あたり80mg、100mg、または120mgを投与した。GS群は3週間を1サイクルとして1日目と8日目にゲムシタビン1000mg/m2を投与し、1日目から14日目まで体表面積に応じて1日あたりS-1を60mg、80mg、または100mg投与した。主要評価項目は全生存期間だった。

 2007年7月から2009年10月までに834人の患者が登録された。試験の結果、全生存期間中央値はGEM群(277人)が8.8カ月、S-1群(280人)が9.7カ月、GS群(275人)が10.1カ月だった。GEM群に対するハザード比はS-1群で0.96、GS群は0.88となった。

 全生存期間におけるS-1群の非劣性はp<0.001で証明されたが、GS群の優越性はp=0.15で証明されなかった。