このほど承認されたレゴラフェニブは、既承認薬剤による標準治療施行後に病勢進行が認められた転移を有する大腸癌患者を対象にした国際共同フェーズ3試験CORRECTで、全生存期間と無増悪生存期間がプラセボと比べ、統計学的に有意に延長することを証明している。

 既承認薬剤による標準治療施行後に病勢進行が認められた転移を有する大腸癌患者は少なくなく、患者にとって福音となる。

 また、今回の承認に際して、最近の抗癌剤では珍しく、全例調査は義務付けられていない。登録によって医療機関は投薬が可能だ。

 しかし、副作用にも十分に注意することが必要だ。特に、大腸癌分野では経験のないタイプの手足皮膚反応、肝障害などに気をつける必要がある。副作用は早期に起こることが多い。抗癌剤の扱い、患者への対応に十分熟知した施設、医師の下で投薬されるべき薬剤だ。