大日本住友製薬は、癌幹細胞標的抗癌剤BBI608の大腸癌を対象にした単剤のフェーズ3試験を、米国・カナダで1月から開始した。2月4日に大阪市で開催された同社の決算説明会で発表されたもの。国内でも年度内にフェーズ1を開始し、国際フェーズ3試験に加わっていく方針だ。

 BBI608は癌幹細胞の自己複製を阻害し、癌幹細胞と癌細胞にアポトーシスを起こさせると考えられている。具体的にはcMyc経路、Stat3経路、βカテニン経路を阻害する。

 フェーズ3試験は進行性かつ切除不能で、化学療法耐性かつ標準治療のない大腸癌を対象に緩和治療との比較を行う。多施設二重盲検、無作為化国際共同治験として実施される。

 目標症例数は650例。一次評価項目は全生存期間。2次評価項目は無増悪生存期間、病勢コントロール率、安全性、QOLなど。