第一三共と米ArQule社は1月11日、経口選択的MET阻害剤であるtivantinib(ARQ 197)の再発または難治性の大腸癌を対象とした無作為化フェーズ2試験で、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)について対照群に比べ有意な延長は見られなかったことを発表した。ただしPFSと奏効率には延長傾向があった。両群で得られたPFSは、既存の論文化されているヒストリカルデータから期待される数字よりも長かったとしている。

 フェーズ2試験は、再発または難治性の大腸癌でファーストライン後に進行したKRAS遺伝子野生型患者を対象に、イリノテカン、セツキシマブ、tivantinibを併用投与する群(tivantinib群)とイリノテカン、セツキシマブ、プラセボを投与する群(プラセボ群)に分けて行われた。

 登録された122人(米国67人、ロシア39人、西欧16人)の患者が解析された。PFSはtivantinib群が8.3カ月、プラセボ群は7.3カ月、ハザード比0.85(95%信頼区間:0.55-1.33)だった。副次評価項目の奏効率はtivantinib群45%、プラセボ群33%だった。