厚生労働省は18日、先進医療技術審査部会において、国立がん研究センター中央病院から先進医療Bとして新規申請があった「早期乳がんに対するラジオ波熱焼灼療法」について「適」とし、了承した。今後は、同部会で指摘のあった観察期間が5年と長期にわたる点や、有害事象やイベント発生率をどのように観察するのかについて再検討を行った後に、先進医療会議で審議され実施可能になる。

 同技術は有効性の検証と手技・観察の標準化に向け、登録期間36カ月、追跡期間60カ月の前向き単一群非ランダム化検証的研究を、被験者372例、多施設共同で予定している。評価項目は、温存乳房内再発率、治療後病変残存率、全生存率、遠隔再発率、有害事象。その後、薬事承認申請が検討される。実施協力機関は、群馬県立がんセンター、岡山大学病院、広島市立広島市民病院、四国がんセンター、千葉県がんセンター、北海道がんセンター、国立がん研究センター東病院。

 当日の部会では、そのほか2技術について審査が行われ、国立がん研究センター東病院が申請した「食道癌根治的治療後の難治性良性狭窄に対する生分解性ステント留置術」については「適」、山口大学医学部附属病院が申請した「肝硬変症に対する自己骨髄細胞投与療法」については「条件付き適」とした。