協和発酵キリンは、12月13日、再発または難治性皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)を対象に、モガムリズマブ(KW-0761)の有効性と安全性を評価するフェーズ3試験を米国で開始したと発表した。

 モガムリズマブは、CTCL細胞など、様々な悪性T細胞に過剰発現しているCCR4(chemokine[C-C motif]receptor4)に結合するヒト化モノクローナル抗体。免疫応答の1つであるADCC(抗体依存性細胞傷害)活性を高める工夫を行った抗体で、この高ADCC活性により抗腫瘍効果を示す。同剤は、米国食品医薬品局および欧州委員会から、CTCLを対象疾病とした希少疾病用医薬品の指定を受けている。

 試験はランダム化オープン比較試験で、日本を除く、米国とそのほかの国が参加している。再発または難治性CTCL患者を、モガムリズマブ群(1サイクル目は1.0mg/kgを1週間おきに4回投与、その後は隔週投与)と、ボリノスタット群(400mgを毎日投与)に無作為に割り付ける。主要評価項目は、無増悪生存期間。

 なお、モガムリズマブは、日本において「再発または難治性のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)」を適応に、2012年から販売している。