エーザイは8月20日、同社のマルチキナーゼ阻害剤レンバチニブが、甲状腺癌を対象として、厚生労働省から希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)の指定を受けたと発表した。

 レンバチニブは、血管内皮増殖因子(VEGF)の受容体であるVEGFR2や癌原遺伝子RETのチロシンキナーゼ、および血管新生や腫瘍増殖に関わるそのほかの複数のチロシンキナーゼを阻害する薬剤。これまでの臨床試験結果から、甲状腺癌患者への治療効果が期待されている。

 現在、レンバチニブについては、放射性ヨウ素治療抵抗性の分化型甲状腺癌を対象に、日本、米国、欧州、アジアでの国際共同フェーズ3試験が進行中だ。また、欧米を中心に、子宮内膜癌、メラノーマ、グリオーマ、非小細胞肺癌のフェーズ2試験や、日本とアジアにおいて肝細胞癌を対象にしたフェーズ1/2試験が実施されている。